進路
今日は2校目の通信制の学校の個別相談の日だった
マリキンに進路はどうする?と聞いても、当たり前だけどどうしたらいいかわからないという感じで、学校の先生もご家庭で決めれるなら決めてください、という感じなので、私がある程度候補を絞って、マリキンにプレゼン→最終確認でスクーリングの見学という流れで行こうと思っている
わたしが中学生の頃は行ける校区も決まっていて、今のように通信制の学校も多くなかったので、ある意味そこまで選びようがなかったのだけど、今は逆に学校がたくさんありすぎて、全部を見て回ることが難しい
特にマリキンは学習はだいぶ遅れているし、コミュニケーションなどにサポートが必要になることもあるので、事前の相談は必須になるし、全体的なわたしの精神的な負担を考えると、3つくらいまでが限界だ
いったん5〜6校程度の資料を取り寄せ、費用・スクーリングの頻度と場所・雰囲気や発達障害などに対応してもらえそうか、などを踏まえた結果、今は2校にしぼられた。もう1校よさそうなところもあるのでエネルギーがあれば、そこにも相談してみようと思う
とにかく個別相談は知らない人にマリキンについて短時間で説明して、こちらが聞きたいことを教えてもらわないといけないので、ものすごくエネルギーを使うので、そんなに何校もやっていたらそれだけで私がダウンしてしまう
いわゆる普通の通信制の高校であれば、学習のシステムは基本変わらないので、マリキンがどれだけ続けやすいか、かよえるか、卒業しやすいか、あとはかかる費用という学習以外のところにウエイトを置いて決めていきたい
ちなみに今日相談させてもらった学校がはじめから1番いいなと感じていて、マリキンもよさそうだったら、ここに決めようかなと思っている
価値観の違い
多分少し前になるが、某アニメの主人公がASDっぽいと話題になったと思う。
私自身がそのアニメを見始めたのが最近なので、うろ覚えだけど。
マリキンは軽度のASDと診断されていて、その親という観点からの個人的な意見だけど、主人公は種族や今までの生き方から人間とは感覚がずれているだけで、他人の気持ちを汲み取れなかったり、こだわりが強かったりなどASDっぽさは感じられなかった。周りに言われたらきちんと他人のことも考えられているし。
どのあたりが発達障害だと話題になったのだろう。
調べても余計モヤモヤしそうなのでやめておいた。
そう言う生まれ育った環境でその人の価値観や考え方って決まってくるという話で、最近父に対してモヤモヤしたことがある。
私の両親は父がサラリーマン、母が専業主婦という昭和ではごくごくありきたりな家庭だった。
今は父は定年を迎え、家でのんびりしている。
母は今ももちろん専業主婦で、母は昔からよく夜中に洗い物をしたりすることがあった。
母のペースでやればいいと思うのだけど、父は夜中に洗い物の音で起きるからやめてほしいと思っているようだ。
私も仕事のきりが悪かったり、不規則な生活だったりで夜中に洗い物することも多々ある。
マリキンも些細な物音で起きてしまうらしいので、父はマリキンは優しいから言わないだけだ、と言うけど、私は違うと思う。
マリキンは自分ができないことを知ってるから言わないのだ。あくまで私がやるしかないとわかっているから、言わないんだと思う。
父の発言は「家事は女がするもの」という大前提があるから、母ができていないときに自分が手伝うという発想にすらならないし、我慢してる自分やマリキンが優しいと思っている。
今は父も働いていないのだし、夜中に母がしなくて済むように、とか考えもしない。母が自分が寝るまでにやらないのが悪いと思っている。
多分父は気づいていない。
家事は女がすることが当たり前の時代に育ったから。
私は今は家事も育児も仕事も全部自分でしてる。
(ゆくゆくはマリキンにもやれるところはやってもらうつもりではいるけど)
働くのが男で家事は女がするのなら、私はどうなる?
それがどういうことかわからないから、マリキンは我慢してて優しいね、なんて言える。
父のことが嫌いとか思ってないけど、自分が当たり前だと思っている価値観は実は今の時代だと偏見なんだと気づいていない。もしかしたら自分は偏見なんて持ってないとすら思ってるかもしれない。
私からすると言葉の端々からそういう偏見を持っているということが感じ取れてしまい、それに本人が全くそう言うつもりでなく、気づいていないことになんだかモヤモヤしてしまった。
人間誰しも主観的で知らずに偏見を持つことだってある。
そうやって当たり前だと思ってるけど、実は違うのかもしれないという意識を常に持っていたいと思う。
ちなみに父のことは嫌いではないけど、積極的に会話したいとは思わないくらいの距離感ではあるので、このことは父に伝えることはないと思う。
不調の2日間
マリキンへの失言から精神的に落ちてしまい、その日はほぼ1日寝て過ごした。
こういうときは辛くて布団で横になる、とかではなく、とにかく眠くて丸1日寝てしまう。
最近ずっとメンタルが落ち着いていたので、久々にダウンしてしまったことに更に落ち込んだ。
昔に双極性障害と診断されたことがあり、寛解したと思っているけど、調子が良い時期から急に落ち込むと、調子が良いと思っていた時期は単純に軽躁状態だったのかと考えてしまう。
追い討ちをかけるようにというか、昨日は久しぶりの出勤で更に気疲れしてしまい、帰りの電車があまりにも満員で乗ることができず、思わず泣いてしまいそうだった。本数の多い路線なので、なんなら1分後くらいには電車はくるのに。
今の会社が嫌とかは全然なくて、むしろ大好きなので、余計に勝手に他人に振り回されて疲れて、悲しくなってしまったことが辛かった。
どんなに良い人、良い会社であっても、電話応対、他人が近くにいる状態で仕事をしなければいけないこと、誰かの仕事を中断させてわからないことをその場で聞くこと、そもそも誰かに声をかけなければいけない状態が苦手だ。
今はマリキンをひとりで留守番させられないのもあって、なるべく通勤しないで在宅勤務に徹している。
社内で一緒に働く方ひとりひとりに上記のような自分のことを伝えることも難しいし、そもそも私の今の家庭事情も誰がどこまで知っているかもわからない。仕事で普段関わることのない人の方が多いのもあるし、そんな大っぴらに話すことでもないと思う。
それでもやはり直接会って話すことも大切だと感じるので、来月の出勤も無理のない範囲でこなそうと思う。
久しぶりにやらかしました。
今朝のこと。
話の流れで、マリキンから「そんなんだからお母さんは10代のうまくいかんかったんやろ」と言われてしまい、売り言葉に買い言葉で、「おかあさん学校ズル休みしたことなんかないもん」っと言ってしまった。
「自分がズル休みしてるみたいやん」
マリキンの言葉で、しまったと思いました。
本当にそんなつもりで言ったわけでもなく、マリキンがズル休みしてるなんて思っても無いのに。
無意識に息子に対してそんなことを思っていたのか。と自分ですごくショックを受けてしまった。
マリキンには、「マリキンがズル休みしてるなんて思ってない。ほんとにごめんね」と謝ったけど、自分から出た言葉とは思えなかった。
マリキンは別にそれならいいよって感じだったけど、さらに私は「そんな風だけど、おかあさんが忘れた頃にあのときこう言ったでしょって言わない?」と言ってしまった。
マリキンはその時は許すよって言ってくれたり、気にしてない風にしてるけど、何かのきっかけで「あの時こう言ったやん」ってかなり昔のことまで引き合いに出してくることがある。
今は違うよって言っても、あのときはこうだったって言うから、私はそれがすごく嫌で、思わず言ってしまった。
結局そのあとは何事もなく、昼夜逆転中のマリキンはお昼前に眠ってしまった。
私も多分寝不足で頭が回っていないのもよくなかったから、昼まで寝直した。
マリキンは心でほんとは許せていないことも、友達だから、謝ってもらったから、で「許す」とよく言っている。
しかもそれは他人にだけで、自分のことは許せないし、受け入れられない。
大人になれば多少和らいでいくのかもしれないけど、本当にしんどい考え方だと思うし、いずれ心を病んでしまうのではないかと思う。
自分自身を大事にすること、自分が自分の味方でいることの大切さをなんとか伝えようと事あるごとに言い方を変えたり、例え話を交えたりして伝えてみたり、マリキンのいいところを上げてみても「それでも自分がこう思ってるから無理。それはお母さんの意見でしょ」と最近では言われる。
人は何歳からでも変われるし、周りと比べて成長が遅れていると思っていても、遅れているだけでちゃんと成長してる。
…成長したなと思っていても、今日みたいにやらかしてしまうこともあるけど。ほんとにごめん。
マリキンだって、昔のマリキンと比べたら信じられないくらい成長してる。
お好み焼き
今日の晩御飯はお好み焼き。
私はお好み焼きが大好きなんだけど、マリキンはそうでもないようで、いまいちな反応。
シャワーを先に済ませたから、ソースで何かしらが汚れるのが嫌らしい。
そんなん知らんがなと思いつつ、すでにお好み焼きの材料を買ってしまっているので諦めて食べてもらった。ちなみにマリキンはソースもトッピングもなし。理由は↑。
真似して私も何もつけずに食べてたら、マリキンはなんでなんって感じだったけど、おかあさんお好み焼き好きだからプレーンでも全然美味しく食べれるよーって言ったら、自分は何もつけない方が好きかも、と返ってきた。
今考えると微妙に会話が噛み合ってない気もするけど、マリキン(軽度自閉症スペクトラム)との会話に慣れてしまって全然気にならない。
むしろこれだけ普通に会話できるようになったことに物凄く成長を感じる日々。
付き合いが長すぎて、会話がなくてもマリキンの言いたいことがわかるときもあるから、言葉に出して伝えることの大切さはきちんと伝えていきたい。
うちの経済事情
マリキンのiPadを買い替えた直後に私のiPhoneが故障。
下取りで割と高価に買い取ってくれそうなので、思い切って買いかえることに。
その話をマリキンに世間話感覚で話すと、大きい買い物をするときは、買う時にちゃんと自分にも話してほしいと言われた。あと今月iPadも買い替えたし、出費多くない?とも。
うちの経済的な事情はマリキンにもほとんど話している。そこまで生活の余裕があるわけではない。そのせいか、お金を使うことに敏感だ。
いろいろな大人な事情をどこまで話すかはきっとそのご家庭にもよると思うけど、うちは経済的な話以外でも隠していることはほとんどない。
私は在宅勤務で家にいることが多いし、下手に隠そうとして見え隠れするよりはきちんと伝えておくほうが良いと判断してのことだけど、そのせいか、マリキンはお菓子ひとつ買うのも自分で手に取ることができない。
お金を使ってしまう感覚があって、嫌だ、とのこと。私が買い物かごに入れるのはいいらしい(自分しかいなければ買えるらしい)
そのあたりの感覚は本人しかわからないだろうけど、お金に対して感覚がわからなくてあるだけ使ってしまってもよくないし、難しいところ。